デザインに見るアート

ゲームやウェブサイトのデザインは、おそらく現代人が一番よく見るデジタルアートでしょう。

しかし、デザインというものは技術の向上が良さにそのまま直結するものではなく、個人の感性と技量が、反映されるものです。

そのため、今よりも発達していない技術を用いながらも優れたデザインを創出してきた昔の達人に敬意を示すデジタルデザイナーは数多くいます。

森澤信夫の作ったモリサワ書体

例えば、その一人であるのが森澤信夫です。

今やデジタルアートの要素として欠かせないものの一つであるフォントの中でも代表的な種類を作り続けてきたのが、彼が創業した「モリサワ」です。リュウミンや中ゴシック、ヒラギノ書体シリーズなどを生み出し、DTP化を積極的に推進しました。